機内の様子

安定飛行に入るとすぐにトイレに行きました。これがバックから見た機内の様子。180人乗りに53人、ガラガラです。日曜と祝日の間の月曜日、まだ東京へ戻る人は少ないのでしょう。最前列付近、中央付近、最後部に固まっています。ほとんどの方が席指定だったのでしょうか。ハッピーピーチの場合、前から席が割り振られていきますので。

なお、飛行中の写真はフライトモードのiPhoneで撮影しています。

席へ戻った後は、窓から下を撮影タイム開始。前回石垣島へ来た際、八重山諸島の島々と珊瑚礁がとても綺麗に見えました。しかし、今回は前年ながらほとんどが雲に隠れて見えず。

そしてエンジンが目の前に。那覇空港に近づくにつれ、雲の厚みが増していきました。前日の夕方6時ごろ、石垣島はスコールのような豪雨に見舞われました。ちょうど私はダイビングショップの送迎バスが出発したところで、ワイパーでも大変なくらい。道が車が少なかったのが幸い。そんな低気圧が沖縄本島へ向かっていました。もしかしたら、この雲が機長の判断に狂いをもたらしたのか?後になって考えたことです。

八重山の珊瑚礁は拝めずとも、雲海は綺麗でした。私は普段であれば後部座席を取ることにしています。というのも29年前の1985年8月12日、あの日航ジャンボ機123便の御巣鷹山墜落事故で4名の生存者の方は全員ほぼ最後尾に近い席に座っていたことを、当時子供ながらに聞いていました。そんなことから自然と国内線、国際線問わず主翼からできるだけ後ろをとるのがいつものパターンでした。それなのに、今回前方席を取っていたのは八重山の珊瑚礁を眺めたかったからです。ピーチのA320機、ANAやスカイマークのB737機だと小型機なので後ろの席だと主翼が邪魔でいい写真が撮れない。そんな理由で珍しく前方席を取っていました。

こんな滅多なことするからあわや死に掛けるのでしょうか?あとでも書きますがもし墜落してたら確実に命はなかったかもしれません。

そうこうしているうちに、11:20分ごろ、着陸に向けて降下を始めるとのアナウンスが流れました。まだ離陸してだいたい20分か25分しか経っていません。距離的には251マイルということで羽田-大阪よりちょっと短いくらい。20分近く遅れて出発しているので、大阪の感覚でずいぶん早いなと感じました。

 

すでにこの時点で歯車が狂っていたのかもしれない?

機体は徐々に雲の中へと吸い込まれていきました。